草の根卓球マンのblog

卓球している社会人です。主に卓球ネタですが、他のスポーツだったり、ゲームや漫画についても書いていきます。

Category: 卓球

 皆さまいかがお過ごしでしょうか?Twitterの方ではちょこちょこつぶやいていましたが、ブログを更新するのはだいぶ久しぶりです。
 
 さて、世間ではコロナウイルスで混乱が出ておりますが、漏れなく私の職場でも混乱が生じております。いろいろな情報が至る所で発信されておりますが、コロナウイルスの何が怖いってまだまだ分からないことがたくさんあるから怖いということだと思います。例えば、ワクチンがない、症状を軽減する薬が分からない、誰が感染者かが分からないなど、新型ということもあって分からないことだらけですね。そういう分からないことが少しずつ分かってくれば、当然落ち着いてくると思います。それがいつになるかが分からないですよね・・・

 
 話がガラッと変わりまして、「分からないものが怖い」ということは卓球にも言えますね(なんでも卓球につなげる(笑))。例えば、どこに来るか分からない、回転が分からない、回転量が分からない、スピードが分からないなど。格上の選手とやると、どんなことをしてくるか分からないからいつも待てているボールを待てなかったり、逆を突かれることが多くなります。逆に部内などのよく練習する人との試合では分かっていることがたくさんあるので、レシーブが安定したり、ラリーが続いたり、スーパープレイがよく出たりします。
  
 試合において、いろいろな分からないことがありますが、何が一番大切だと感じるでしょうか?


 私個人としては「コースが分からない」ということが一番重要かなと思います。

 なぜなら、コースが分からなければ究極的にはラケットにすら触れないわけです。コースが分かっていても、速すぎて取れないとか回転量が多すぎて取れないということは練習すれば、克服することが出来ます。ただ、コースが分からないということは練習で克服することも出来ますが、限界があります。試合での得点力としては一番効果的な「分からない」ことではないでしょうか!


 みなさんにとって「分からないこと」で一番重要なことは何でしょうか?

 当然すべての要素は大事なのですが、その中でも大事なことは何でしょうか?
 みなさんお暇なときにコメントを頂けると嬉しいです!


 本日は以上です!!

 こんにちは!!だいぶ期間を空けての更新となりました。これからもだいぶ不定期の更新となりますが、よろしくお願いします。

 世界卓球が終わりましたね。今回はだいぶ波乱のある大会となりました。選手としては不本意な形に終わったかもしれませんが、見ている方としてはジャイアントキリングのような展開がないとなかなか面白くないという相反する気持ちがあるのではないかなと思います。

 今回は「五輪日本代表にもはや水谷は不要か!?」です。

 大前提として、今回の世界卓球での水谷選手の敗戦や丹羽選手の活躍を踏まえて、水谷選手が五輪代表ではなくてもいいということではありません。また五輪代表選考において、個人的には水谷・丹羽という左・左ペアはないということを前提としていますので、そこへのツッコミはなしでお願いします(笑)

 
 まずはこれまでの水谷選手の団体戦の印象を筆者の記憶の範囲内で書いていきます。
 あくまで印象ですので事実とは乖離があるかもしれません(-_-;)


 一言で表すなら「水谷なくして日本の勝利なし!


 これ以上の言葉は見つからないです。前回のリオ五輪やその前のロンドン五輪、世界卓球団体など水谷選手が勝っていなければ負けていたり、もっとひどい負け方をしている試合が多々あるかと思います。それはもちろん水谷選手以外の選手に実力がないのではありません。実力を言えば水谷選手にも迫る実力のある選手がいる中で、思うように実力を出せていない選手が団体戦においては多いのではないでしょうか?

 逆に言えば水谷選手だけが常に周りに期待されている最低限の実力を出し、勝ち続けていると私は感じています。これは女子の石川選手にも通じるところがあると思います。水谷選手や石川選手は中国選手以外には強いが、中国選手には勝てないという批判を聞いたことがあります。もちろんそういう意見も幾分かにおいては正しいと思います。ただ私の考えとしては最大瞬間風速で中国選手を上回るよりかは常に一定以上のパフォーマンスを出し続ける方が難しいと思います。また、この常に一定以上のパフォーマンスを出すというのは団体戦においてはとても重要なことです。そのような選手が1人いるだけで団体としては非常に安定します。

 しかし、これまでの団体戦を振り返ると水谷選手以外に安定して勝てる選手が少なかったかのように感じます。水谷選手以外に誰が勝てるか分からないから水谷選手に対する負担がとても大きかったです。誰か1人がある程度のレベルまでなら確実に勝ってくれていたなら、これまでの団体戦の様相は変わっていたかもしれません。そういう意味で日本代表というのを1人で背負っていたのかもしれません。


 ではそんな重要な水谷選手をタイトルで「不要か?」と唱えたのか・・・
 それは東京五輪の団体メンバーを考えたからです。


 まず東京五輪の選考基準ですが、シングルスは世界ランキング上位2位で団体はその2名とダブルスが組め活躍できる1名を含めた3人です。世界ランキング上位2名については現在張本選手と丹羽選手です。そのあとに水谷選手や大島選手、上田選手などが続きます。
(選考基準について卓球王国さんの記事を載せておきます:http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?bn=1&pg=HEAD&page=BACK&rpcdno=2746

 さて世界ランキングの変動がなければ張本選手と丹羽選手とダブルスを組むことができ活躍できる選手の3人になります。個人的には張本選手はダブルス要員ではなくシングルス要員として考えているので、それ以外の2人でダブルスを組むということを念頭においています。そうなると丹羽選手と誰が組むのかという話になってきます。一般的なセオリーから言うと右の選手が予想されます。過去には中国ペアを破ったこともある松平健太選手、左の選手と組み慣れダブルスでの実績もある大島選手などが第一候補に挙げられるのではないかと思います。


 じゃあ水谷選手は・・・?



 そうなんです!!これがタイトルの「日本代表に水谷は不要か!?」意味です。


 

 選考基準が変わったり水谷選手が丹羽選手を上回らない限り、水谷選手が東京五輪に出場する可能性はだいぶ低くなると私は考えます。
なぜなら、水谷・丹羽ペアになったとしても五輪までの期間を考えれば調整・練習不足は否めないでしょう。実績もほとんどないので勝てるかどうかが未知数だし、張本選手をダブルスに出すとしても対中国を見据えるなら張本選手をシングルス2本を起用しないのは考えられないからです。
また、確実性や実績を重視しがちな協会側の立場を考えるなら水谷・丹羽で勝負に行くよりかは、丹羽・松平や丹羽・大島の方が安心感があるのかもしれません。(丹羽・大島も即席か)

 もちろん、左・左ペアというのは国際的にはありますし、今回の世界卓球のように即席ペアで活躍する可能性は0ではないですし、張本選手がシングルスではなくダブルスに出ることを考えたら可能性は0ではないでしょう。もしくはダブルスは捨てて、シングルス3本で勝つというのであれば水谷選手が選ばれる可能性は大いにあります。
 いずれにせよ、張本・丹羽の2人が確定した場合、協会の思い切った判断がなければ、水谷選手の選ばれる可能性は少ないのではないかと思います。


 では、本当に水谷選手は東京五輪の団体戦に出場しなくてもいいのか?


 全日本や世界卓球をラストを言っていることを考えれば、水谷選手のいない団体戦を考えなければなりません。しかし、この東京五輪を待たずしてそのような状態になってもいいのかということを考えると現時点では、とても疑問が残ります。
 

 水谷選手の団体戦における存在感の大きさは上記した部分もありますし、皆様も感じているところだと思います。それは結果だけではなく精神的な柱という意味においても不可欠な存在だと思います。もちろん、水谷選手が必ず勝てるとは限りません。負けることも当然あります。でも、今回考えるのは団体戦です。負けたとしてもそのメンバーにいるだけで大きな力をもたらすということはよくあります。
そういう存在は今の日本代表には水谷選手しかいないように感じます。ベンチを鼓舞して盛り上げるという役割ではないですが、背中で語るという意味でまだ必要な存在です。

 だからと言ってランキング上位にいる丹羽選手を代表から外すというのは筋違いだとも考えています。直近の全日本では水谷選手に負けているものの、最近は安定した実力で実績を残し世界ランキングも上位で戦っています。また、今回の世界卓球ではベスト8で中国選手にもあと一歩と気を吐き、その実力を証明しています。もし、選考基準に反した代表選考がされるなら、協会への不信感が募り
禍根を残す結果にもなるでしょう。(さすがにこのパターンはないな)だから、今回の代表選考は非常に難しいものになると思います。

 以上を踏まえ個人的な五輪団体メンバーを考えるなら、張本・水谷・大島、ないしは張本・丹羽・大島というメンバーになります。


 あくまで左・左というペアは今までの実績がなければほとんど考えられないという立場になっていますので、この前提が覆されるなら上記した話はすべてなくなります(笑)

 

  その私の大前提が覆される話がありまして、それが水谷・丹羽ペアでワールドツアーに出場するという話です。

 今回に限らず今年度のワールドツアーをこのペアで出場するなら、間違いなく五輪を見据えたペアだと思われます。協会側がそのペアでいくというならなかなか思い切った判断です。もちろん準備期間を考えるなら最低1年くらいは試合に出ないと意味がないとも思いました。右・左ペアじゃないと活躍できないということはありませんので、これはこれでとても面白い試合になりそうです。

 しかし、ランキングのポイント制度を正確に理解していないので分かりませんが、水谷選手よりもランキングが下の選手にもまだ出場の可能性が残されている中で水谷・丹羽ペアという既定路線が見え隠れするのは少しいかがなものかなと。個人的には水谷選手も丹羽選手も出て欲しいなーとは思いますが、他の選手のモチベーションにも関わるので積極的にしろ消極的にしろ、協会側の意思が見えるのはよくないのではないでしょうか。

 一回だけでまたペアが変わるのであれば試しているのだなと分かりますが、今年度中ペアが変わらなければ五輪メンバーは確定したかのような印象を受けてしまいます。水谷選手にしろ丹羽選手にしろ他の選手よりすこし抜けているので実力的に異議を申し立てる選手はほとんどいないかと思いますが、モチベーション的には良くないと思うので、協会側にはベストな采配を期待したいです。

 代表メンバー選考については年明けの世界ランキングで最終的に決まるので、まだまだ分かりませんが、本当に難しい判断になりそうです。
 どのようなメンバーであれ、選ばれたメンバーには全力を尽くしてもらい、良い結果を期待するだけです。

 とりとめない文章ですが、本日は以上です!!

 こんにちは!!

 今回は全日本観戦記(男女決勝)の最終回を書いていきます。

 まずは女子決勝戦 伊藤選手VS木原選手から。
 2年連続3冠がかかった伊藤選手とノーシードから快進撃を続け最年少優勝がかかった木原選手との対戦です。


 さて立ち上がりから伊藤選手が仕掛けていきます。多彩なレシーブで木原選手を翻弄し、リズムをつかませないだけでなく力強いフォアファンドで積極的に点を重ねています。あれだけの威力とコースの厳しいフォアハンドをミスすることなく出来るのは本当に凄いです。
 
 逆に木原選手は少し緊張したのかあまり良いプレーが出来ていなかったようにも感じます。その中でマッチポイントを握れたのは良かったですが取り切れなかったのは残念でした。ここでしっかり取っていれば違った展開もあったのではないかと思います。

 2セット目以降は伊藤選手のペースでした。多彩なレシーブはもちろんのこと、強力な両ハンド、相手のエースボールも返す粘り強さとラリーの強さ。どれをとっても一級品でした。ただ、大量リードしたところで逆転されていたらまだ分からなかったかもしれません。
 木原選手としては準決勝までの良いプレーが封じられてしまったため、少し無理にでも攻めないと得点を出来ない場面が多かったように思います。また、伊藤選手の技術の質がとてもたかく打破しようにもなかなかできていなかったように思います。
 4セット目伊藤選手が大量リードしたところで決めきってしまおうとミスを重ねたため、セットを取りましたが、あれくらいミスをしてくれないと勝機が見いだせなかったように感じます。

 4セット目を取ったことにより流れが変わるかと思いきや、伊藤選手がしっかり気を引き締めなおしたので主導権を握ったまま勝負を決めてしまいました。
 
 見事なプレーで2年連続3冠に輝きました。自身のプレーはもちろんのことながら、準決勝・決勝では特に相手のプレーを封じる戦い方が圧巻でした。
 

 続いては男子決勝戦 大島選手VS水谷選手。
 張本選手に勝った勢いを残す大島選手かそれとも前人未到の記録に臨む水谷選手か・・・

 それでは試合内容です。

 1セット目は大島選手のフォアハンドがよく決まっていたように感じます。水谷選手としては様子見の意味合いがあったのかもしれませんが、想像以上に押されてしまったのではないかと思います。
 やはり大島選手のフォアハンドは世界でもトップクラスの威力があるのでしっかり振らせると水谷選手や張本選手でも止まらないですね。
 ただ、張本選手にしてきたほどの徹底した戦術は1セット目からは感じられなかったので、それほど水谷選手に対して有効な戦術というのがないのかもしれません。穴がない戦い方が出来るのが水谷選手の強さなのだと改めて思いました。

 2セット目以降は水谷選手がギアを挙げて一気に主導権を握りました。
 具体的にはあまり大きなラリーにさせず、大島選手の足を止めるようなコース取りをしていたように感じました。大島選手のように強力なフォアハンドで足を活かした戦型の場合、大きく動かして長いラリーにもっていくと段々調子を上げる傾向にあります。
 ですので、大島選手が回り込んだ後はバックにブロックして一度足を止めてからフォアに振っていることが多かったです。それもコース取りが厳しく、大島選手が届かないほどのコースでした。
 
 こうなってくると大島選手としてはフォアでいこうかバックでいこうか、フォアに打とうかバックに打とうか迷いが生じてくるので、ボールの質が下がったりコースが甘くなります。
 そこをしっかりと水谷選手が決めていたのでラリーでの主導権がなかなか握れなかったように感じます。
 また、近年水谷選手は下がらずに前・中陣で戦うことを意識していますので、それがこの試合でも見られました。普段距離を取って戦っている選手が前で戦うようになると、前陣の選手とはまた違ったプレッシャーを感じます。大島選手の時もそうでしたが木造選手と試合をしているときに特に感じました。
 
 張本選手に対しては万全の対策を練ってきた大島選手でしたが、懐の広さという意味では水谷選手の方がだいぶ上でした。この懐の広さがあるからこそ、V10という前人未到の記録を打ち立てられるし、国際大会においても中国選手やボル選手などのごく一部の選手にしか負けないのだと思います。
 
 本当に優勝おめでとうございました!!

 本日は以上です!!

 こんにちは!!テニスにサッカーと忙しい日々です。

 昨日に続きまして「全日本観戦記(男子準決勝)」を書いていきます。

 準決勝第1試合は張本選手VS大島選手。

 あわや敗退というところまで追い込まれた張本選手でしたが持ち前の勝負強さで苦しい戦いを乗り越えてきました。今大会2冠もかかっており、優勝候補筆頭として決勝進出なるかというところです。

 対する大島選手は今大会一番充実した試合内容で準決勝まで勝ち上がってきました。ダブルスでは惜しくも3位に終わってしまいましたが、このシングルスでは初優勝を目指して決勝進出なるかというところです。

 それでは試合内容の方に移ります。

 この試合の勝敗を分けたのは最後まで戦術を徹底できたかということに尽きると私は思います。
 大島選手は張本選手に良いプレーをさせない戦術。要所で自身の特徴であるフォアドライブとフットワークを活かした戦術。
 対する張本選手はそんな大島選手のプレーを受け、自身のプレーがどうなったらうまくいくのかということに焦点を置いた戦術

 この戦術の違いが勝敗を分けたのかなと思います。それではちょっと細かく見ていきたいと思います。

 1・2セット目に大島選手の張本選手に対する戦術というかプレーの方向性が詰まっていたように感じます。
 まずレシーブはチキータをせず、全部ストップ。それも張本選手がチキータをしたくないくらいの精度の高いストップを最初から最後までしていました。台から出た甘いサーブに対してはしっかりと打ち込んでいました。
 チキータはごくたまにしていましたが、しっかりと打てる時だけ打っていました。多くの選手がチキータを起点としたラリーをしているので、たまに来るチキータに対して張本選手がうまく対応できていませんでした。
 
 サーブに関しては何回転出してるとかは全くわかりませんので悪しからず(笑)。
 基本的にはミドルからフォア側を中心にして、要所でYGや通常のバックロングを使い揺さぶっていたように思います。また、その後の3球目の対応もよく、普通の選手ならはびっくりするような張本選手の打点の遅れたストップに対しても、しっかりとストップをしながら時折ツッツキを混ぜ張本選手に的を絞らせないようにし、台上の主導権をずっと握っていたように感じます。
 チキータに関してはサーブがコントロールされていたこともあって普段より威力が落ちていたように思いました。されたとしてもしっかりと両ハンドで対応してラリーにもっていっていました。また、バックの高速ラリーになると、張本選手に分があるのでコース取りとかを意識していたように思います。
 また、序盤から大島選手のバックにうまく対応できなかっことも最後まで尾を引いたように感じます。

 以上のようなことを試合を通して意識していたように感じました。(本当はもっとたくさんあるだろうし、全然違うことかもしれない)


 3セット目と4セット目からは上記のような大島選手の戦術に対して、後手に回るような対応をしていたように感じました。サーブについては、少し長くしたりちょっと横回転?多くしたりして、大島選手にきっちりストップさせないようにしていました。
 レシーブに関しては、ストップからの展開があまり良くないため、ほとんどチキータをしていました。
 このように変えてから、張本選手も自信を取り戻したのかラリーでも得点できるようになり主導権を取り戻したかのように見えました。チキータがきっちり決まり、持ち前の高速バックハンドが決まると大島選手でも対応できませんでしたね。

 しかしながら、4セット目の後半張本選手が8-4と大きくリードしたところで大島選手が2本YGからのロングサーブで得点し逆転するきっかけになったことはこの試合を象徴するかのような出来事でした。
 3セット目に順横系のロングサーブを出して張本選手にレシーブエースを取られていたので出すのが少し怖いと私は思ったのですが、思い切って出したことが功を奏したように感じます。8-6となった後、張本選手はその前のプレーのことを引きずってしまったのかイージーミスをしてしまいました。
 このセットをしっかりと取っていれば張本選手が勝ったかもしれません。

 5セット目は8-6と大島選手がリードしたところですこし守りに入ったところを張本選手がしっかりと決めきったので逆転されたというところです。
 6セット目は5セット目取られた影響を引きずってしまい、戦術がぶれてしまったように感じました。張本選手は3セット目のように少し自信を取り戻しチキータも決まっていたと思います。
 しかしながら、全体の主導権は常に大島選手が握っていたように感じます。

 泣いても笑っても勝負が決まる最終セット。
 序盤、張本選手が少し簡単なミスをしてしまったがために、いい流れでスタートを切れなかったことも勝敗を分けた要因だったかなと思います。しかし、中盤は集中力の高いプレーで大島選手の流れになりそうなところも引き戻していたように感じます。
 
 そして多くの方が大島選手のメンタルの強さを見た9-9からのロングサーブ。
 もちろん大島選手のメンタルの強さもあってのことだとは思いますが、個人的には張本選手との対戦が予想された時からずっと考えていたのではないかと思います。
 それくらい迷いのないプレーだったように感じます。逆に張本選手としては最後までうまく対応できなかったのが敗因なのかなと思います。

 この試合は普段から練習しているであろう2人の対戦で、互いに慣れていた部分はあったとは思いますが、それを踏まえたとしても大島選手が絶対に張本選手に勝ってやろうという気概で万全の対策をしたことが勝敗を分けたのかなと思います。

 

 準決勝第2試合は木造選手VS水谷選手。
 ダブルスで優勝した勢いそのままにシングルスも決勝進出が期待される木造選手。ジュニア時代から高速卓球で活躍しており、今後一般の部でも活躍できるきっかけになる大会でした。

 対するは13年連続決勝進出、V10がかかっている水谷選手。張本選手以外にこの男に勝てる日本選手はいるのかというくらい記録を伸ばし続けています。ダブルスは惜しくも3位にだっため、余計に優勝の期待が高まります。

 それでは試合内容に移ります。

 1セット目は木造選手の高速卓球がさく裂します。素晴らしいカウンターやバックハンドが決まります。水谷選手としては少し様子見をしながら試合をしていたように感じますが、それ以上に木造選手の試合の入り方が良かったように感じます。

 2セット目以降は完全に水谷選手のペースでしたね。言い方は悪いですが、過去大会の町選手や神選手のような後輩たちを相手にしたような試合内容ぶりでした。
 ただ、彼らと少し違ったのは高速卓球をさせるとさすがの水谷選手でもさばききれない場面があるので、相手にプレーをさせて点を取るのではなく、木造選手よりも速く攻めることでプレッシャーをかけていたように感じます。

 レシーブにおいては積極的にチキータで仕掛け、4球目も打点の早いバックで木造選手をおしていました。本来は木造選手がしたいプレーでしたがお株を取られたように思います。また、水谷選手に先手を常に取られていたため、木造選手としては先手を取ろうとしてすこし簡単なミスが増えたように思います。
 
 サーブについては3セット目以降は特にフォア前のYGサーブを中心に木造選手にチキータをさせないようにしていたと思います。チキータ封じの定番の戦術ではあるが、木造選手はこのYGサーブをなかなか打破できていなかったです。水谷選手が想像以上に速い攻めをしてきたので、チキータもし辛かったのではないかと思います。

 試合の流れとしては2セット目に水谷選手が大量リードしたところを木造選手が追いついて逆転していれば、もっと良い試合になったのではないかと思います。水谷選手も1セット取ったことにより、攻撃的な卓球を自信をもって出来たのではないかと思います。

 もしかしたら木造選手が勝つのではないかとも思いましたが、いざ試合が始まるとやはり水谷選手が強かったです。木造選手としてはうまくいなかったときに、何か状況を打破する術が水谷選手に対してはなかったように感じます。そういう風に思わせたのも水谷選手の戦い方なのかなと思います。
 過去9回の優勝、12回の決勝進出という記録を持っている水谷選手の強さの秘密は、自分から得点をすることではなく、相手に得点をさせないまたは相手にミスをさせる戦略が他の選手よりも飛び抜けているからだと思います。




 本日は以上です!!次回は最終回決勝戦の考察を書いていきます。

 こんにちは!!ブログ更新をだいぶさぼっていました・・・。ちゃんと更新します・・・。

 今回は「全日本観戦記(女子準決勝)」を書いていきます。
大阪で全日本が開催ということで見に行っていきました。3回にわたって書いていくつもりです。

 まずは女子準決勝から。
 
 女子準決勝第1試合は伊藤選手VS早田選手。
 伊藤選手は苦しい戦いがありながらも、充実した試合ぶりで準決勝に勝ち上がってきました。多彩な技術はもちろんことながら、フォアハンドでの決定率がさらに上がりハイリスクハイリターンの卓球からローリスクハイリターンの卓球に変わり進化を続けています。
 
 対する早田選手は石川選手に昨年のリベンジを果たし準決勝に来ました。ワールドツアーではなかなか成績残せなかったものの、Tリーグでの活躍は目覚ましくその仕上がりぶりがここまでの対戦に表れています。
 
 それでは試合内容の方に移ります。

 本大会での早田選手の活躍ぶりからも接戦が予想されたものの、ふたを開けてみると4-0と伊藤選手のしっかりとした勝利に終わりました。観客の人も好勝負を期待していただけに少し拍子抜けしたような結果になったかもしれません。しかし、そこに伊藤選手の強さの秘密が隠されているように感じました。

 その秘密ですが、それは「相手に良いプレーをさせない」ということです。
 これはこの試合に限らず、男子の決勝・準決勝においても同じことが言えると思います。わざわざ、最下層の私が声を大にしていうことではないと思いますが、とっても大事なので今後の記事でも何回も出てきます(笑)

 試合の中で意識しやすいことは『自分』のプレー(パターン)で得点をするということ。はたから見ても自分で感じるところでもこれが一番わかりやすい得点の仕方かなと思います。自分のプレーが出来れば試合に勝てるし、出来なければ負けるといったところです。
 最近の若手選手はこの自分から得点をするというプレーの質が非常に高いため、学生が実業団選手を倒していくという光景がよく見られるように思います。

 こんな当たり前のことは全日本に出場する選手なら当然分かっていることですので、自分がいいプレーするのは当たり前のことながら、相手に良いプレーをさせないということを心掛けいると思います。
 ですので早田選手も当然そんなプレーを心掛けているはずです。ですが、なぜ差が開いてしまったのか?

 それは伊藤選手のレシーブの多彩さとそれぞれの技術の質の高さが勝負を決めたように思います。

 早田選手に思い切りドライブを振らせると、伊藤選手であってもなかなか止めることはできないと思います。ですので、伊藤選手は自分のプレーよりも早田選手に良いプレーをさせないことを意識したように感じました。その作戦が功を奏したのか、石川選手と対戦した時と比べてちゃんとドライブを打ち攻撃出来た回数がだいぶ減ったように感じました。

 具体的にはストップや逆チキータ、相手の逆を突くフリックなどとにかく相手の裏をかき、3球目をさせたとしても威力を落とすようなレシーブの質が群を抜いて高かったと感じました。早田選手も相手に的を絞らせないレシーブを途中からしましたが、少し精神的にナーバスになった状態から仕掛けたように感じたので、あまり質が高くなくミスしたり、伊藤選手に狙われたように思います。
 さらにこのような相手に良いプレーをさせないだけでなく、伊藤選手自身のプレーも凡ミスが少なく、3球目を打てば決まるような威力・コース取りでしたので早田選手としてはラリーにもならず厳しい状態が続いていました。

 早田選手としては自身のプレーがなかなかうまくいかないため、伊藤選手のプレーをどうやったら封じれるかという考えになかなかいけなかったのではないかと思います。得点を取ったとしても、主導権は常に伊藤選手が持っていたように感じましたので、開き直ったプレーもし辛かったと推察します。ラリーまでもっていけば早田選手にも十分にチャンスがあったと思いますので、戦術や試合の展開の仕方が伊藤選手の方が一枚上手だったと思います。

 伊藤選手の試合を見て思ったのが、ほかの選手と比べてラリーが少ないということです。
 自身がサーブを持った時の決定力、良いレシーブからの4球目の決定率が安定して高いので今回のような結果になったと思います。このレベルを維持できているため、世界を見渡しても中国選手に勝ったり、中国選手以外にはほとんど負けないのだと思います。

 

 
 続いて準決勝第2試合は森選手VS木原選手。
 森選手は2013年度本大会準優勝者で世界卓球代表にも選出されていますが、若手の台頭もあり近年は実業団での活躍が目立ちます。しかし、今大会ではTリーグで活躍している加藤選手を破り、準決勝進出。パワフルな両ハンドは健在です。

 対する木原選手は優勝候補筆頭の平野美宇選手をシードから蹴落とし、実業団で活躍する平選手、世界トップクラスのカットマンである佐藤選手を逆転で破り準決勝に進出しました。ここまでくると、最年少優勝という文字がちらついてきます。

 

 それでは試合内容の方に移ります。

 立ち上がりは森選手の両ハンドはがさく裂。加藤選手に勝った勢いを残しながらこの試合に臨めたように感じました。逆に木原選手は準決勝ということもあり少し硬い印象を受けました。
 しかし、木原選手の硬さが徐々に取れていき、本来のプレーを取り戻していき、2セット目を奪取しました。

 さて、この試合のポイントとなったのは3セット目です。2セット目の勢いを残しながら木原選手が大量リード。森選手としては木原選手ペースの速いラリーで勝負しようとしていたように感じました。そこでのラリーはやはり木原選手に分があり大量リードを許したような形になります。
 しかし、森選手が少しラリーをしようと意識したこと・若さが故か木原選手が簡単なミスを連続でしたことにより10-10までもつれ込みます。追いついた勢いでこのセット取っていれば、また違った展開になっていたかもしれません。
 
 最終的に木原選手がセットを取った要因としては、森選手がレシーブでフォア前の巻き込みサーブを対応できなかったことにあると思います。これはこのセットに限らず、この後のセットでも見受けられます。
 チキータをしようとしてはミスになり、ツッツキをすれば木原選手に狙い撃ちをされる。4セット目以降はこのサーブを打破できなかったが故に負けたと私は思います。ツッツキならツッツキ、チキータならチキータをするというように割り切った戦術が必要だった思います。

 さらに木原選手のたまに出すバックサーブに対してもなかなか良いレシーブが出来ず、後半のセットはレシーブに苦しんだ展開が多いように見受けられました。
 逆に木原選手は後半、森選手のサーブに対して自信をもってレシーブをしていたように感じます。バックサーブに対しては少し迷っていましたが、フォアサーブに対してはしっかりミートしたり、ツッツイたりと迷いなくレシーブが出来ていたと感じました。

 また、木原選手も伊藤選手と同様5球目くらいまでの決定率が高いので、森選手としてはそこまでに決められる展開が多くなかなかうまくいなかったように思います。木原選手に対して、ゆっくりした展開からなんとか長いラリーにもっていき得点をするパターンというのを増やせれば、勝機があったと個人的には思います。


 先に行われた伊藤選手VS早田選手の試合展開とはまた違い、両者良いプレーしようとする切りあいのような試合展開で見てる方としてはとてもスリリングな展開だったのではないでしょうか。
 相手のプレーを封じるというよりかは自分のプレーをするためにどういう風にしたらいいかというところに焦点を置いた試合に感じました。



 以上2試合の考察をしてみましたがいかがでしょうか。こんな意見があるよという方はどしどしコメントの方をお願いしますm(__)m

 本日は以上です!!次回は準決勝男子編です。

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